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院長ブログ 2014年10月

マッサージの強弱って?

先週のことですが、

同じ話しを3人の患者さんとしたので

結構勘違いしているんだなと実感したことのお話です。

マッサージって少し痛いくらいが「効いた」と感じると思いますが

実際の筋肉の緩み方は、弱くても強くてもかわらない!

強いマッサージには、マッサージの「揉まれた感」があって気持ち良さが残る

弱いマッサージには、「揉まれた感」が少ないので物足りないこともある

でも、強マッサージは「もっと強く」と強い刺激を求めていき、筋肉などの組織も「もっと固く」なる

なので更に「強く!」と悪循環になっていくこともありますし、揉み返しのリスクも上がります。

また、弱マッサージはそれらの悪循環やリスクが少なくなるので

より「治療的」になるのです。

一方の強マッサージは「慰安的」になるのでは?とおもっています。

治療目的の患者さんは弱マッサージを!

慰安目的のお客さんは強マッサージを!

という分類が分かりやすいかな

という訳で自分は治療的な弱マッサージを主体にやっています!

とは言っても、「俺はいくら強くても大丈夫だから、強くやってくれ」(60代 男性)と言うかたや

「やっぱり痛いくらいの強さじゃないと、気持ち悪い」(70代 男性)と言われるかたも来てくれているので

そのときの症状を踏まえて強くやることもあります。

ちなみに、「私は強いマッサージが好きだったけど、弱くてもちゃんと効いてて不思議」(60代 女性)

「普通は、弱くやって欲しいと言うと全然効かないけど、絶妙な強さ加減ですね~」(40代 女性)

といった嬉しいお言葉もいただいてます。

弱いマッサージで「揉まれた感」は少なくても症状は改善するんです!というお話でした。


膝に水が溜まる

「膝に水が溜まる」というのはよく聞く話しですが

意外と詳しくは知らない事のようですね

という印象を受けたので書き留めてみましょう。

まず、膝に限らず関節には水が元々ある!ということ

その水は関節液といって関節の潤滑や保護の役目があるのですが、

膝に負担がかかると「大変だ!もっと保護しなくっちゃ!」と水を余計につくるんですね

その水は元々溜めている袋に追加されるので、袋はふくらむ(腫れる)

他の関節も同じなんですが、膝の場合は膝のお皿(膝蓋骨という骨)でふた(蓋)をしている!

この、ふたをされているのが曲者で

腫れてもふくらむスペースがない分だけ内圧が上がって苦しくなっているんですねぇ。

この苦しい状態が「膝が重い」「うまく曲がらない」「違和感がする」などの症状になるみたいで

さらに悪くなると炎症を起こして痛みになるようです。

水を抜くというのもよく聞くことですが、

通常では膝の状態が良くなれば自然に元の水の量に戻りますので

何回も抜かなくてはならないときは

いくら水を抜いても良くならない!そんなときは膝の治療だけではダメで

仙腸関節の治療が必要になります!!

膝の腫れがあまりにもひどい時は水を抜く方が早く良くなる場合も有ります。

でも、水を抜く注射は痛いので、こわいですね~

注射の痛み刺激で逆に腫れやすくなる人もいますので

何度も抜くのはお勧めできませんね!

仙腸関節のAKA博田法をして膝にはサポーターなどで圧迫する!

これが一番!!     だと思うなぁ~

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